利昌工業の始まり。
研究機関からのスタート
現在の利昌工業は製造業ですが、設立当初は電気絶縁材料製品の研究機関というスタイルで事業を始めています。
利昌洋行という社名自体も、貿易商の意味合いが強いもの。研究のために始めた輸入でしたが、戦争が始まり材料の輸入ができなくなったこともあり、国産化に踏み切りました。
研究機関から始まり国産化を実現させた、この創業者の精神は、現在の利昌工業にもしっかりと受け継がれています。
苦戦の末に築き上げたポジション
世間より何歩も先に製品開発を進め市場に出すために、最初は苦戦することも少なくありません。
しかし、数年後には世の中が当社に追いついてきます。また、例え市場は狭いとしても、ドメステック(国内)ニッチトップ・エイジャン(アジア)ニッチトップ・グローバル(世界)ニッチトップ等、その中ではシェアNo1の製品も多数あります。
私たちは「海のクジラになることはできなくても、池の鯉にはなることができる。そして、クジラは池には上がってくることができない」との考え方を元に、ニッチな世界の中でシェアを確保するというのはひとつの強みと捉えています。
当社の考え方の根底にあるのは、会社の規模や研究開発体制等、自分たちの身の丈に合った規模で確実に経営を行うということ。大きな会社になるよりも「強い会社」であり続けることに重きを置いています。現在、利昌工業では電子材料・電気絶縁材料・工業用材料、エポキシモールド電気機器などの製造・販売まで幅広い分野を手がけています。
▲リショーライト積層板のプラスライン