環境負荷を減らす取り組み

太陽光発電事業について

甲西陸運では、太陽光発電事業にも取り組んでいます。グループ会社の甲陸湖南有限会社として2ヵ所、そして湖南市民共同発電所で運用している市民共同発電機の2号機を稼働させています。一番最初、湖南物流センターの屋根の上にメガソーラーを設置しました。夏場の倉庫の中は、室内温度が上がるため、作業環境の改善に向け様々な方法を模索していました。そこで、作業環境の改善、事業としての利益、平地と比べた場合のコスト削減など様々な観点から考えた結果、太陽光発電の導入を決定しました。メガソーラーは、2013年に完成した新しい物流センターの屋根にも乗っています。


またグループ会社の甲陸ロジスティクスでは、大手食品会社様の食用油を原料としたバイオディーゼル燃料精製事業も行っています。車の燃料の他、ボイラやハウス用の燃料など、様々な用途にお使いいただいています。また甲西陸運の車両がその燃料を使用していることから、パナソニック株式会社様主催の「2015年度ECO・VC活動」において銀賞を表彰させていただきました。


環境問題に関する関心は、世界的に見ても高まっています。弊社が取り組む共同配送も、環境負荷低減を目指す取り組みのひとつです。車は多く走らせれば走らせるだけ、環境に負荷がかかります。昔は食品メーカー様1社ずつ、合計10社の商品であれば10台の車でひとつのスーパーに配送していました。しかし、今は10社分を1台で運ぶ方法を選択し、環境負荷低減に取り組んでいます。

さらに、共同配送にはもうひとつのメリットがあります。運ぶ荷物の数は、景気の動向や世の中の流れによって変動するものです。共同配送に適する荷物であることをテストした上で、他社の荷物と共同配送することで、仮に特定の分野の荷物の数が減ったとしても、他の部分で補うことが可能です。最終的には、共同配送をうまく活用することで、従来のお客様の運賃を引き下げることを目指しています。