提案型の設計・製造、行います!
現場作業者の声を取り入れ、よりよい現場づくりを目指します。
当社では、お客様の現場仕事の合理化を進めるために、様々な提案を行います。その際に大切にしているのは、現場に足を運び、作業前後を見ること。例えば電気を使わずに動く、からくり作業台の依頼の場合も、単なる台車や作業台の設計・製造だけでなく「作業者が作業しやすいようなテーブルレイアウト」など、幅広い視点から提案を行います。本当の意味での作業効率をあげるためには、全体の流れを見極め、実際の作業者の声を取り入れることが重要です。
治工具の分野も同じこと。例えば、お客様の希望は機械製造でも「ハンドルをつけることで、作業者の手作業が可能ですよ」とお伝えすることもあります。機械なら300万、治具なら50万とコストも大きく変わることが多いもの。最終的に判断するのはお客様ですが、当社は自社利益だけにこだわらず、外の立場でありながらも工程づくりに携わらせてもらう立場でありたいと考え、提案をしています。
例えば、作業者によって固定されているからくりの作業台の場合。単純なことかもしれませんが「調整できるテーブルにする」「物を取る順番にレイアウトをする」「道具を入れる引き出しをつくり、定位置化する」など、第三者ならではの目線で提案をします。
市販品で目的が達成できる場合は、市販品を提案することもあります。その代わりに当社を通して購入してくださいとお伝えしますが、必ずしも当社製品を提案するわけではありません。他にも技術者を紹介して、オプションとして当社が治具をつくることもあります。
製造だけではなく、紹介もする。お客様とチームになり、お客様に必要な者と物で力を合わせてサポートする、これが当社のベースです。
【ものづくりをする立場としての提案】
部品の依頼時にも、ものづくりをする立場だからこそできる提案があります。単価は、形状ひとつ、曲げ方ひとつを変えるだけで現場のものづくりが大きく変わります。
部品図面はPC上で書くことができても、実際にはつくれないもの、つくりにくいものがあり、結果的に単価が跳ね上がります。それは、お客様にとっても好ましいことではないでしょう。そのため、こちらの思いを正直にお話します。
当社が目指しているのは見積もりを依頼されたときにも、まずは提案からスタートする形です。時間がかかりますから、スピード勝負では勝ち目がないかもしれません。しかし、どこにでもある自動機ではなく、当社にしかないものをつくりたい。お客様にとっての一番になりたい、一緒にものづくりをしたい。その思いを胸に、日々の業務に取り組んでいます。