オリジナル床暖房「ユカオンJ」の設計施工
ユカオンJとは何か?
「ユカオンJ」の施工方法
創業者が独自に開発し特許を取得したオリジナル床暖房「ユカオンJ」。まずはその製造手順を説明しましょう。
ユカオンJの基盤となるのは、溝を掘った発泡スチロール。基盤の施工は、各現場で行いますから部屋の形状を問わず床一面に敷き詰めることが可能です。次に、放熱パイプを5cm間隔で溝に敷き詰めます。このパイプには継ぎ目がないため、漏水の心配もありません。
そしてメタルアスと呼ばれる金網を敷き詰め、その上に蓄熱モルタルを充填します。最後に床仕上げ工事を行い完成です。フローリング・畳・カーペット・タイル・石などほとんどの床に対応が可能なため、床材を選びません。
「本物の床暖房」の理由
私たちがユカオンJを「本物の床暖房」と言うのには3つの理由があります。まず1つめは、完全オーダーメイドであること。パネル式のように規格寸法があると、柱や壁の出っ張り部分に床暖房を敷き詰めることができず、もっとも冷えやすい部分が寒くなることも。しかし、ユカオンJではあらゆる形状の床に合わせて設計施工を行うため、部屋の隅々までしっかり暖かさを感じることが可能です。
また、局所荷重は350kgまで耐えられるほか、金庫などの重量物や工場や店舗などの機械設置場所の場合、現場でさらに強度補強をすることもできます。
2つめは、電気式床暖房に比べて出力性能が優れている点。床暖房と聞くと、ホットカーペットをイメージする方が多いですが、ホットカーペットだけでは真冬を乗り切ることは厳しいもの。
私たちの会社では全館にユカオンJを取り入れていますが、真冬でもストーブなどの補助暖房は一切使っていません。ユカオンJでは、床から遠赤外線を放射し、熱伝導で暖かさを伝えますので足元だけでなく部屋全体を暖めることができます。
3つめは人と環境に優しい点。ユカオンJの燃料としてもっとも多く使われている灯油の場合、灯油を炊き、湧かしたお湯がパイプの中を循環することで室内を暖めます。面積が広いため、他の床暖房に比べて低い底面温度で暖かさを伝えることができる点は大きな魅力。スイッチを切った後も余熱が部屋を暖めてくれるため、エネルギーの使用は必要最低限。また、お湯を沸かすボイラーは建物の外にあるため室内には火の気がありません。安全面を重視したい老人ホームや保育園、幼稚園などにも多くの設置実績があります。
また、灯油以外にも、電気やガス、重油など熱源は自由に選択が可能。熱源機は交換、増設もでき、太陽光との併用ができるため資源不足の心配もありません。