当社が誇る熱処理技術
国内・世界に熱処理加工ネットワークを築いています。
「熱処理加工」は、炭素を入れ、強度や硬度を増す浸炭のように素材そのものを変えるだけではありません。表面改質技術を用いることで、小型・軽量、摩擦抵抗低減による燃費向上が見込めるなど、新たな機能改善にも繋がります。
滋賀工場では、浸炭窒化処理と浸炭熱処理、TDプロセスの処理をメインとしていますが、国内・世界に熱処理加工ネットワークを築いている点も当社の強み。例えば滋賀工場で浸炭処理を行った後に、栃木工場でコーベット処理を行うなど複合処理を行い、お客様に納品する形をとることも可能です。
大量生産・小ロットどちらにも対応
滋賀工場では、連続炉とバッチ炉の2種類の炉を有しています。連続炉では、熱処理をする設備がいくつも繋がっている状態のため、同じ条件であればスムーズに大量生産が可能です。
ところてんをどんどん押し出す形で処理が進む状態、そのイメージがぴったりと言えます。このメリットは、大量生産が可能なだけではなく、それに見合うコストで生産が可能という点。また逆に、バッチ炉の場合はひとつの部屋の中で全ての作業を行うため、処理個数が少ない場合に向いています。
コストの面を見ると大量生産よりは高くなりますが、条件が折り合えば試作品から小ロットのものまで対応も可能です。